製薬会社に勤務をした経験や

最近SNSなどで記事を見るたびに

すごく違和感を感じていることが

あります。

 

それは…

治療がうまくいかない原因を

「主治医の責任!」と思っている方が

あまりに多い、ということ…。

 

 

「医師」と検索すると、以下の記載があります。

医療および保健指導を司る医療従事者である。

医学に基づく傷病の予防、

診療および公衆衛生の普及を責務とする。

確かに、医師として「責務」はあります。

しかし、あくまで私の考えですが….

 

自分の身体について

最も敏感に、深く

耳を傾けられるのは…

「自分自身」である、と

思うのです。

 

 

私自身、1型糖尿病を

患って17年が経ちますが….

 

ある程度正しい知識

(治療法、検査値の見方)や

日々自分自身の身体を観察するクセ

を身につけていなければ…

 

そもそも診療の際に

先生と有意義な

ディスカッションができない。

と思っています。

 

例えば…

「血糖値が乱れた原因」を探るとき


検査値を見れば、一発で

乱れた事実はわかります。

でも、大切なのはこの先。

なぜ、乱れたのか?

どう改善していくか?

 

 

日々の生活の中で
自分なりに試行錯誤を
繰り返していれば….
次のステップに進むための
より「具体的な」アクション
先生も一緒に考えてくれるでしょう。

 

しかし、

血糖値が乱れちゃった

どうすればいいですか〜?

 

なんて聞かれても

まずその原因がわからないため

原因追及のためだけに、

膨大な時間が必要となります。

 

 

診療時間には限りがある。


月に1回の通院で

あなたの生活全てを把握することは

どんな名医であっても簡単ではない。

 

先生から適切な

アドバイスが欲しい。

そう思うならば….

 

次の2つが大切だと思っています。

 

①自分自身で

疾患の基礎知識を得ること。

②日々の体調の変化を

よく観察し、診療時に

明確に伝えられるようにすること。

 

これら、すごく重要です。

 

記憶するのが大変であれば

簡単でもいいので

メモ書きしておくのもオススメ。

例:

○月○日(症状:〇〇)

症状例:

  • 〇〇を食べたら高血糖になった
  • 〇〇をしたら低血糖になった
  • インスリン単位を〇〇にしたら血糖値が安定した

 

これくらい、簡単でシンプルなもので十分です。

 

大切なのは、前回診療時から
今回の診療に起きた出来事
そしてお悩みを「簡潔」に医師に伝え
解決のための
「最短の糸口」を
一緒にさぐること。

 

 

病気は全て先生任せ〜と

思っているあなた、

その考えを変えない限り

状態は一向に改善しない

かもしれません….。

 

自分自身が

「自分の主治医になる」

そのサポートを

医師である先生に行ってもらう。

こんな状態を目指していけたら

治療もよい方向に

進むのではないでしょうか…♡?

 

それでは

また書きます(.. *) σ