藤橋ひとみさんを中心に

全国の管理栄養士さんと共に

2週に一度、自主的に行っている勉強会。

 

今回読んだ本は…


基礎から学ぶ栄養学研究

論文の読み方・書き方から
科学的根拠に基づいた実践まで

 

を読破しました。

 

著者は

世界のトップ2%の

科学者リストに

選出された

栄養学研究のスペシャリスト

 

東京大学の社会予防疫学
村上 健太郎 先生 です。

 

勉強会メンバー全員が

多方面で活躍しているので…

 

開催時間は毎回

夜の22:00〜23:00!

 

それでも、学ぶ意欲があれば

継続できちゃうんですよね。

 

村上先生の本は、

栄養学そのものについて

学ぶものではなく

「栄養学研究」について

超詳しく書かれた書籍。

論文の読み解き方から

栄養学研究の実践についてなど

学生のうちに手に取りたかった〜

(でも、今のタイミングで

読めてよかった!)

 

と思える書籍でした。

 

 

糖尿病の世界にいると


 

こんな言葉をよく耳にします。

論文に〇〇と書いてある!

(だから健康にいい!)

こんな研究結果が出ました!

でもね、これ

落とし穴というか

発信者側として改めて

気をつけよう…と

思ったことがあって。

 

それは…

論文の「和訳」ができることと、
論文が「読み解ける」ことは

全くの別物、ということ。

 

例えば….

サラダを食べて、食後の血糖値の数値が

改善したとしましょう。

 

その要因は..

サラダの中のどの野菜が関係しているの?
ドレッシングも関係する?
食べたスピードは?
食べ合わせのご飯の量が少なかった?

など、考えうる要因が

たくさんあるのです。

 

 

栄養学研究において難しいのは


1つの食材でも、いくつもの

栄養素が含まれていること。

さらに、食事を食べるとき

いくつもの食材を使うこと。

 

こうした複雑な背景も踏まえて

研究をデザインしなければならないのです。

 

 

薬のように

服用あり、無しで

分けられれるほど

簡単ではない、

 

ということを

村上先生の書籍を読んで

改めて実感しました。

 

”なんちゃて専門家”とならないために


 

科学的根拠に乏しい話を

堂々とするのは

とても恥ずかしいし

なにせ受け取った方にも

迷惑となってしまう。

 

そんな

なんちゃって専門家

にならないよう、

これからもずっと

学びの毎日です。

 

正しい情報を

適切に。

そして…

面白く!

これを読んでくれている方が

為になった〜!

と思えるような情報を

発信していきます。